転院の必要に気づけず不利に

信じられないような暑さが連続した6月でした。月末の夕方から倒れ込むように眠ってしまい、ブログ更新をすっかり忘れていました。疲れがスッキリ取れたのは良かったです。

 

精神疾患はお医者様によっては診断名がまったく違うことがあるものなのだ、とあらためて感じた出来事を。

数年前、障害年金の請求準備をしたものの、提出しないで終えたことがあります。精神疾患と思われる方で、ご病名も主治医の先生に確認していましたが、提出の段になって困りました。出来上がった診断書の病名が、当初聞いていたものとは異なり、基本的には障害年金の対象とならない神経症といわれるものだったのです。

 

神経症でも、備考欄などにご病気の状態を詳しく記入いただければ、内容によっては障害年金が支給されることがあります。しかし、「そのような記入はできない」、と断られてしまいました。別の医療機関を受診され、障害年金の対象となるご病名がつくのなら提出しましたが・・・。精神のご病気は、ある程度通院しないと病名がつけられないので、もし転院されるなら半年ほどは通院いただく必要がありました。お客様にはそこまでの気力がなく、残念ながら中断という形で提出を諦めざるを得ませんでした。

 

数年ぶりにこちらのお客様よりご連絡がありました。転院され、現在のご病名は障害年金の対象のものに変わっていました。わかりづらいケースだったのか、本当は何年も前から発症していたのに長い間気づかれなかったようだ、という新しい先生のお話でした。この病名で請求を終え、支給される見込みです。

 

短い期間にいくつもの医療機関を渡り歩く「ドクターショッピング」は、基本的にはお勧めしません。しかし、今回のケースでは、もっと早く転院という選択をされていたら・・・、と過ぎた時間を惜しく感じています。適切な治療と障害年金、両方を受けられた期間の機会損失があったからです。

 

 

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