病院窓口で折衝もします

朝夕は涼しさを感じるようになってきました。が、まだ暑いです。一瞬の秋、突然の冬、という昨年と同様の季節の移り方になるようです。体が慣れませんね。お気を付けください。

 

請求代理として務める意義はあるな、と実感した出来事がありました。もう5年も通院しているのに、その病院では、ご本人やご家族が訴える症状について「異常はない」というばかりだったそうです。挙句、主治医は「気の持ちようだよ」とか「精神科へ行った方がいい」などと言い放ったとか。

 

仕事もできなくなるなど、どんどん不調が増えていくのを心配した友人に勧められ、別の病院で検査を受けると初めて聞く病名を告げられたとのこと。これをきっかけに転院、ようやく治療らしい治療をうけられたのでした。

 

初診日は、"異常なし"と診断していた病院になります。初診日の証明(『受診状況等証明書』)を高齢のご家族が申し込んだのですが、5年間のうち最初の4年以上は省かれていたそうです。転院直前の数ヵ月間しか証明されていませんでした。この証明書を使って手続きを進めていれば、お客様は大きな損失を被るところでした。

 

というのも、通い始めの数年間は会社員で厚生年金に加入中だったからです。病状が悪化するうち、退職せざるを得なくなり、証明書の初診日はこの無職の国民年金の時期にされていました。現状で2級は見込まれる方で、初診日が国年では厚年より年金額が大幅に低下してしまいます。

 

ご家族が再度病院へ行き、「この証明日よりもっと前から通院していたので、その証明が欲しい」と何度話しても、「これ以上の記録はない、証明は出せない」と回答されています。当初の4年間がまるでなかったかのような対応で、キツネにつままれた気分で帰路についたそうです。ほとほとお困りになり、私に依頼があったのでした。

 

依頼を受け病院へ行きました。文書受付に書面を出したほか口頭でも説明しました。転院直前の期間だけでなく、5年前から継続して通院してきた〇〇科通院の証明が欲しいと。しかし、十分説明しても、驚くべきことに5年前の1日だけの受診日しか証明されませんでした。これには呆れ、静かに強めの口調で抗議しました。

数週間後、やっとのことで求めていた証明を入手できました。 最近転院したばかりなら、通常はこんなに手間取ることのない証明のはずでした。

 

1日だけしか証明されていない書類を受け取ったとき、怒りも感じていました。面倒な求めは受けなくてもいいでしょ、という病院側の横柄さを見て取ったからです。権威を笠に着た側にありがちな、相手の尊厳をけがす態度で、高齢のご家族に対しても同じだったことが推察できました。拒まれ落胆されたであろうご心情を思うと胸が痛み、体温が上がってしまったのでした。

 

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