5年間の連載を終え応援に感謝

例年よりかなり早く桜の見ごろを迎え、お花見にあと何日持つかというところです。再来月にはコロナの制限が解除されることもあり、春の温暖な天候も相まって人出が増えてきました。

 

2018年4月から中日新聞(東京新聞)で担当していたコラム「知って得する社会保障」の連載が、今月29日(水)の掲載を最後に終了しました。途中1年ほど、月3回の掲載だったことがありますが、ほぼ毎週の連載でした。当初はこんなに長く書かせてもらえるとは思わず。よく穴をあけずに続けてこれたなあ、と我ながら驚いています。

 

しかし、それは私だけの力では到底できなかったことでした。優秀な記者さん、デスクの方、校閲さんや見出し担当さんなど、多くの方々のお力のおかげです。特に、直接校正をしてくださる担当記者さんたちには、本当に力を貸していただきました。

 

新聞独特の文章構成については素人(しろうと)の状態で引き受けました。限られた文字数のなか、わかりやすさを追求すると社会保障の細かなルールをすべて書くことはできません。記者の方は感覚で身に付いているであろう“間違いにならない程度”、がわかりませんでした。文章力が不足していることも痛かったですが、新聞を作るうえでベースになる技術、知識の差もあり、記者の方と話がかみ合いません。最初は担当さんと衝突してばかりいました。コラムの前任の社労士先生が偉大すぎ、無意識の気負いもあったようです。ストレスのせいか、胃が痛くなる経験を初めてしました。

 

昔から、私のストレス発散方法は歌うこと。もやもや、イライラすると、1人でカラオケボックスに行きます。コラムを引き受けた1年目は、やたらとカラオケボックスに籠っていました。

胃が痛くなり、担当さんとの関係もどんどん悪化していき、追い込まれました。そんなとき、癒しを感じて歌っていた歌詞に「手をつなげば温かい」「きらいになれば一人になってく」「ひとつひとつがあなたになる」とあり、ハッとしました。担当さんが一緒に良いものを作ろうと厳しいことも言ってくれているのに、差し伸べられている手を払いのけているのは自分自身だ、と気づいたのです。

 

やっと降参しました。気負って良く見せようとしても能力不足はしょうがない。周りの方の力を借りまくろう、と決めました。担当さんに謝り、素直に「力を貸してください」と伝えてからは精神的にとても楽になったのです。こんな、対人関係の築き方の転機となるような出来事も当初はありました。

 

読者の方々からのご質問から内容を練ったこともあり、手紙にお返事を書いているような気持ちになったことも。

ご覧になる方をイメージしながら、自然と相手の視点に立つ思考の訓練もしていたようです。

 

書ききれませんが、人生の宝になる数々の経験をさせてもらいました。

応援していただき、本当にありがとうございました。

 

 

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