暖かな日が増え、桜の見ごろも終わりに近づいています。花びらが道を覆ってきました。
再審査請求の公開審理を間近に控え、悩んでいました。決定を覆すべく1次審査(審査請求)と2次審査(再審査請求)、2つの審理で書類を作成し、考えられる資料を提出しました。しかし、処分変更されないまま厚生労働省での公開審理を迎えることになっていたのです。公開審理では口頭で訴える機会を与えられますが、新たなアイデアは浮かばず。負け戦をしに行くような気持ちでいました。
過去形で書いているのは、昨日、処分変更の連絡があったからです。当初は不支給だったところ、2級に変わりました。
公開審理まで10日をきっていました。電話をくださった厚労省の担当者に、「公開審理に出席するハガキも送っていますが、こんな直前に変更されるんですか?」と思わず聞いてしまいました。ついでに、変更された理由を少しだけ教えてもらいました。年金機構で診断書をもう一度読み直したところ、処分変更がふさわしいという結論になったというのです。
今回の案件は、初回の請求から関わっていました。主治医の先生は丁寧に診断書を作成くださり、私のほうでも資料をできるだけ集めています。これら提出した書類を、年金機構で丁寧に読んでくれていたなら、不服を申し立てるような結果にはならなかったはず。
ただ、人がしていることで、審査件数も多いことから、読み誤りや見落としはあるものと考え備えが必要です。納得のいかない結果に対しては、これからも不服を申し立てていこう、とあらためて思います。
余談ですが、審査請求でちょっとだけ皮肉を込めた文書にしたら、審査官の作成した決定書は、こちらを上回る「皮肉たっぷりぶり」でびっくりしました。しかも、こちらの疑問がまったく解消しない、常套句を並べたいつもの内容で「またか」とがっかりさせられていたのです。
再審査請求では、審査請求と訴えの内容に変更はありませんでしたが、要点を絞り提出しました。これを作成する前、何件もの不服申し立て文書をご覧になる審査員のなかには、体を壊してしまう方もいると知ったのが理由です。
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