複数の相手の視点で考える

 日中の残暑は厳しいですが、朝夕は秋らしくなってきたように感じます。

 

 障害年金の仕事に携わって10年以上になります。かつて診断書のご作成を依頼したお医者様に、数年ぶりに再びお会いすることがあります。たくさんの患者さんを診ていらっしゃるので、私のことは覚えていらっしゃらないことも多いのですが。

 

 先日、お客様の診察に同席したとき、8年ほど前にお会いしていた先生でした。実は、当時の先生に、私の持った印象はあまり良くないものでした。この時のやりとりが強烈だったために、“厳しい態度を取られる先生だから、いつもより気を引き締めていかないと”、と構えて面談に臨んでいました。しかし、先生の私にかけてくださった言葉はとても優しく、拍子抜けするものでした。「良い資料をたくさんいただきました、おかげで診断書が書きやすくなりますよ、どうもありがとう」。

 

 数年前のやりとりとは印象が違い過ぎ、驚きました。何が変わったんだろうか、と振り返ると、当時の私に反省すべき点がたくさんあったように思います。当時は、お客様側とお医者様側、両方の目線で考え、想像することができていませんでした。余裕がなく、お医者様目線での想像力に欠けていたと思います。

 

 たくさんの事例にあたっていくなかで、患者さん思いの魅力的なお医者様に出会うことが増えていきました。仕事とはいえ、お医者様も同じ人間であるという当たり前のことに、あるとき気づきました。お客様を思う温かい気持ちが伝わってくるのです。障害年金の手続きを進める私と意見が違っていても、立場による違いであって、患者さんのために尽くしたい、という思いは一緒なのがわかってきました。

 

 この気づきがあってから、お医者様とのやりとりが難しくなることは、少なくなったと感じます。私自身が少しだけ成長し、変わったからでしょう。

 

 

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