平成28年度の年金額は前年度から据え置かれます

平成28年度の年金額は前年度から据え置き
平成28年度の年金額は前年度から据え置き

 今年の桜は長く咲き、お花見もゆっくり楽しめました。新年度に入り、早くも1週間が経ちました。

 

 年金制度は4月を開始とする1年度を区切りとしています。年金額が改定される(=変更される)のも4月からです。

 

 しかし平成28年度の年金額は前年度から据え置かれ、改定されませんでした。物価が+0.8%とかろうじてプラスの伸びだった一方、年金の支え手である現役世代の賃金が▲0.2%となったためです。

 

 年金額は変わりませんが、変わることがいくつかあります。たとえば年額の計算方法です。国民年金(基礎年金)や厚生年金の年額は、昨年までは100円単位で計算されていました。が、今年度からは1円単位となります。

 

 なお、昨年10月以降に年金の受給権が発生した方や、額の改定があった方については、年額はすでに1円単位で計算されています。年金一元化(公務員などの共済年金 制度を厚生年金に統一する法改正)により、以前の共済年金 制度での計算方法を取り入れています。

 

 通常の振り込みサイクルで新年度の年金額が振り込まれるのは、6月15日支給分から。4月分と5月分が6月15日に支給されます。このように年金は後払いです。直前の2カ月分が偶数月15日(15日が土日祝日の場合は直前の平日)に振り込まれています。

 

【平成28年度の年金額】

 老齢基礎年金(満額※)  780,100円(月額65,008円)

 障害基礎年金2級        〃    (    〃    )

 遺族基礎年金 基本額                    〃           (        〃            )

 

 障害基礎年金1級     975,125円(月額81,260円)

 

 障害厚生年金 3級               585,100円(月額48,758円)

   (最低保障)                      

 

 加給年金、

 障害基礎年金の子の加算など

     ・2人目まで   224,500円(月額18,708円)

     ・3人目から    74,800円(月額 6,233円)

 

 配偶者 加給年金額      390,100円(月額32,508円)

 (s18.4.2以降生まれ)

 

 中高齢寡婦加算      585,100円(月額48,758円)

 

 

 

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