障害年金、審査が厳しくなるとき

障害年金、前回不支給のときの請求は慎重に
障害年金、前回不支給のときの請求は慎重に

 木枯らしが吹く季節になりました。街中で咳をしている人を多く見かけます。

 

 お蔭様で今月も支給決定のご連絡をいただいております。うちお1人の方は、決定まで約半年を要しました。

 

 この方、請求をされるのは2度目。前回は、ご自分で役所の職員に言われた通りに書類を作ったとのことでした。ご体調の悪い中での作業、不備がありながらの提出となりました。結果は、認定日、現在とも「障害の状態でない」とされ不支給の通知が届いたとのことです。

 

 今回は、書類を整えて提出しました。しかし、年金機構から代理人である私まで問い合わせが来ました。「前回提出された文書と内容が違う。違う理由について客観的な証拠を付けて提出してください」、というものでした。

 

 このような問い合わせがくることは想定していました。そのため、なぜ内容が違うのか、を文書にし提出の際、添えていました。しかしそれだけでは足りなかったのです。さらに面食らったのは、求められた客観的書類が診断書の内容を訝しむかのようなものでした。そのままお医者様に求めれば、お医者様に対し大変失礼になるものだったのです。

 

 お客様に親身になり診断書を作成してくださった、経験豊富な温かなお人柄のお医者様にお会いしていました。お顔を思い浮かべ、この文書はお見せできない、と強く思いました。

 考えた末、代わりに別の文書を添付しました。「お医者様に対してこんな失礼な文書をお願いできません」と年金機構あてに手紙を付けて。

 年金機構に盾突いたので支給決定されるまでドキドキしました。認められ、ホッとしています。

 

 振り返り、1度お客様がご自分で提出し不支給になったことがある場合は、よほど注意して書類を揃えなければならない、ということをあらためて学びました。前回提出した文書と違う箇所があれば、厳しく追及されることを覚悟しなければならないといえます。

 

 

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