再審査請求・公開審理で

審査請求・再審査請求についてわかる本です

 気温が30度を下回る日も出てきました。

8月の振り返りを。

 

 大きな仕事の1つは、障害年金の再審査請求・公開審理に代理人として出席してきたことです。

 思いがけず、傍聴席に友人の社労士がいたことで緊張がほぐれました。お陰さまで事前に準備した内容を、練習通りに話せました。

 

 前日に作成した意見文書は、我ながら辛辣なものだと感じました。これでは委員や参与の方たちの心証が悪くなると感じ、直前に伝聞の様式にしました。主語は私ではなく第三者にし、「…と聞いた」という言い回しにしたのです。内容は変わらず厳しいことを主張しているのですが、少しは柔らかな印象になったと思います。

 

 参与の2名の方から、年金機構側の医師に向けて質問が出、こちらに好意的な意見を述べてくださいました。

 

 ただ、このような意見が出ても、数カ月後に下される決定にそれが大きく働くことはありません。公開審理でこちらに共感してくださった参与が多くても、法律とすり合わせて客観的に審査され、「棄却」となることも多いのです。ここ数年では、請求人の主張が認められる「容認」の割合は、裁決数の5~6%です。

データはこちら☞http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/shinsa/syakai/03-01-02.html

 

 今回は、依頼の方のご病気について、とても協力的な担当医の方に多大なご助言をいただきました。この方からレクチャーを受け、過去に受診した医師から意見書を取り寄せ、医学書をひっくり返して何度も読み直し…などなど、やるだけのことはやりました。

 

 祈るしかありません。どうか、結果に結び付きますように!