仕事に情を持って ~4月の振り返り~

事務所ビル前に咲いたつつじ
事務所ビル前に咲いたつつじ

ゴールデンウィークも最終日になりました。4月の振り返りを。

 

仕事中、他の社員を気遣うと「効率的じゃないよ」、「無駄な時間をかけたね」と言われた会社員時代。15年ほど前の自分の仕事の仕方を、2人の方とお話ししてふと思い出しました。

 

1人は15年ぶりに仕事でご一緒した、会社員時代の同僚である先輩です。

当時、部署が違うため先輩のお仕事ぶりはわかりませんでした。が、今回ご一緒して、会社員時代は評価されなかったかもしれない、気配りがお仕事に活きているのを知りました。

現在の先輩は、個人事業主に近い職種に就いています。筆文字の挨拶状や相手が喜びそうな情報提供など、お客様を思いやるさりげない心配りが功を奏しているようでした。

 

もう1人。セミナーで知り合った女性は、社内で情に厚い性格を活かすことができました。数年前、メンタル疾患に罹った社員への対策室の立ち上げメンバーとなり、細やかな心配りで対応、社員と信頼関係を結び成果をあげられたのでした。

 

私の15年前の会社員時代は、成果主義全盛のころ。すぐに成果に結びつかないコミュニケーションーー長期病欠している社員へのお見舞いの手紙書きや、退職していく社員への聞き取りなどーーに時間を割いても、まったく評価されませんでした。

 

時は移りました。うつ病の社員がいることが珍しくなくなり、“心の時代“と言われている今、私は自分の感情を思い切り込めて仕事をしています。が、それは、かつて同僚や上司に言われたように、「無駄」にも「非効率」にもなっていません。

 

時代の変化と社会保険労務士を自営でしていること、どちらも気持ちを込めた仕事をしやすくなった理由でしょうか。

自分らしくいられ、気持ちを込めた分、結果になる仕事に就けていることに幸せを感じています。