貴いお話に学ぶ

 

 秋の季節を楽しむのは一瞬で急に冬になった、と感じるのは私だけでしょうか。朝晩、気温がぐっと低くなりました。

 障害年金の手続きをさせていただいたお客様から、嬉しいお言葉をいただきました。

 「ビジネスライクに手続きをする事務所とは違っていて、情がありました。ネットを通じた依頼で不安でしたが、お会いできて本当に良かったです」。

 そのように感じてくださり、たいへんありがたく、励まされました。

 

 障害年金では、ご病気の原因となった出来事を伺っているうち、ときにかなり立ち入った内容ーー過去にその方が心に傷を受けたひどい出来事や事故ーーまで踏み込まざるをえないときがあります。障害年金のためとはいえ、会ったばかりの私に、思い出したくないような過去を振り返ってお話しいただくのです。なかには、私の想像を超えるショッキングな出来事を語られるお客様もいらっしゃいます。私は同じ体験はしていませんが、辛さ悲しさは想像できます。

 私を信頼してお話しくださるのです。だから、お客様の過去・現在の感情を尊重したい、と思っています。

 

 このように、語ってくださるからわかる、外からは見えないお話を伺うことが多いです。まったく、“平凡な人生”などないな、と感じます。皆さん、激動のドラマの主人公。貴い体験談から、学ぶことばかりです。