まとまった雨も降るようになり、少しずつ過ごしやすくなってきました。
8月の振り返りを。
診断書の作成の依頼にお客様の受診に同行したときのこと。
医師がその場で記入してくださったのは良かったです。しかし、受診料や診断書の代金を支払いのため、会計に行きがてら内容を確認すると・・・。
「なに!?これ、だめだ~!」と思わずつぶやきました。
お客様の実際の症状より軽く記入されていました。
受診に同行するのは2回目。前回、医師にはお客様の日常生活の様子を私からもお話ししていました。
[それなのにこの診断書、あぁ~困った・・・]
心の中でつぶやいていました。
よく読むと、それより驚いたのは、医師がカン違いをされていたこと。お客様は、療養のため、ご家族と一緒に生活されていました。が、診断書には"ひとり暮らししている"と記入されていたのです。
ひとり暮らしできる症状ではないのに、ひとりで身の回りのことがかろうじてできる状態だ、と医師には思われていました。
これは、医師が感じていたイメージのためでしょう。
そう、受診のときはしっかりとした口調で話されるお客様から受けるイメージ。
このまま診断書を提出すれば、年金は受けられないことが明らかでした。
実態どおりに直してもらうしかありません。
受付で事情を説明し、再度医師との話し合いをすることに。待つこと数十分。
1日に何人も患者さんを診ている医師に、そのうちの1人の様子を正確に把握するのを求める方が難しいのはわかります。けれど、そのために私のようなお仕事があるのです。
医師にお客様の状況を再度説明しました。
医師「え?ひとり暮らしですよね?」
私 「いえ、○年前からご家族の見守りのなか、暮らしていらしゃいます!」
軽い驚きの表情で、カルテに目を通す医師。
その間、ご家族が日常、具体的にどんな方法でお客様を見守っていらっしゃるか、ご家族から直接伺ったお話をたたみかけるように(!)お話ししました。
ご家族の切ないほどの愛情が感じられるお話ばかりです。
間が空きました。
医師からどのような言葉がでるかドキドキしていると、
「わかりました、直しましょう」とおっしゃってくださったのです!
ふだんの診察でお話を聞いてくださる医師は、イザというときも聞く耳をもってくださいます。
おかげで、ご本人も私も納得でき、実態に合った診断書が出来上がりました。
8月、一番嬉しかったのはこんな出来事でした。