感情バイアスが不支給の原因にも

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昼下がりのペットショップ。ワンちゃんも暑さにぐったり~

今夏も酷暑。マスクをつけながらの生活から早く脱したいものです。

 

今月関わったケースから、障害年金の診断書は、慣れていない診療科の医師にとっては、書きづらいものであることをあらためて感じました。加えて、患者さんは、日ごろの受診で医師へ信頼を寄せていればいるほど、診断書の誤りに気づきにくく、それを提出したがために不支給になっている事案がどれほど多いのだろうか、と考えさせられました。

 

作成を依頼したお医者様は、患者さん思いのお話ししやすい方でした。普段から、お客様とのコミュニケーションも取れているため、お身体の不自由さは肢体の診断書にきちんと書いてもらえる、と踏んでいました。念のためご本人から聞き取った資料もつけたので、万全な出来上がりを期待していたのです。

 

しかし。数週間後、出来上がった診断書を見て仰天しました。とても軽い症状で書かれていたのです。杖などの補助具を使わない状態を記入してもらうのですが、歩行、平衡機能など、主治医の先生のご理解は、お客様の実態とは違い過ぎていました。

 

どうやら、診察時のお客様のしっかりした口調、ご様子から、実際より軽症にイメージされてしまったようなのです。きちんとしているので動作も問題ない、という誤ったバイアス(先入観)がかかったのでしょう。診察時は椅子に座ってお話しします。先生の前でお客様は、立ちあがったり歩いたりしないので、先生は動いている姿はご存知なかったのでした。

 

本当は、診断書に記入を求められる動作を、一つ一つ確認していただきたいところです。診療科が整形外科やリハビリテーション科ならそれが叶うのですが、今回は脳神経内科でした。そういえば、過去にかかわった肢体のケースでも、ご本人のご病状が実態より軽すぎ、訂正をお願いしたのは、決まって脳神経内科の先生。整形外科などに比べ、診断書の様式に慣れていらっしゃらない診療科だと感じます。

 

お客様も「先生は良く分かってくださっている」、とお話しになっていたので驚いていらっしゃいました。そのままでは提出できないので、次の診察で、先生の前で実際に動きをご覧いただき訂正してもらいました。これで、不支給は免れそうです。

 

もし、お客様だけで障害年金の請求手続きを進めていたら。「先生だから大丈夫」、という認知バイアスで診断書を確認しないまま提出してしまいそうです。結果、不支給になってもその原因に気づけないままでいるというケース、少なからずあるのではないでしょうか。

 

 

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